間違いなく今年のIT業界の流行語大賞であろうRPA.
ロボティックという言葉が魅力的なのだろうか。AI(人工知能)ブームの影響もあるのだろう。
個人的に一発屋の流行語には興味がない。お笑い芸人のなんだかわからないギャク?が面白いと思わないのと同じだ。
自分が今、導入支援をしているBPMも2006年ころの私は一発屋ではないかと懐疑的であった。
それは売ろうとしていた人たちも本質がよくわかっていなかったからだろう。

自動化とは「業務改善」のはずである。
「業務改善とは永遠に繰り返されるもの」と製造現場の作業改善を
支援していた私は新入社員のときに叩き込まれた。なぜなら環境が変化するからだ。

事務改善が製造現場の作業改善のようにはできない、ということは私は約30年前に経験している。
IE(インダストリアル・エンジニアリング)という手法を使いタイムスタディ、作業分析をしても改善はできない。
わかりやすく言うと製造ラインにロボットを導入するようには改善できないということだ。

普段から私はロボットを導入するように事務的業務が改善できるのであればBPMは必要ないと言っています。
普通のシステムで、普通にプログラムを書いて改善できるはずだからです。
(しかも、ほぼ恒久的にその業務は変わらない。見積書発行、請求書発行のように)
それができないから、またはやってしまうとメンテに追われることになるから「可視化」「見える化」で補うということになる。
BPMは個々の業務の進捗が見える。停滞が見える・気づく。事後に分析でき、次の改善の種が見える。

製造業では30年以上前に経験したことを、やっとIT業界では経験することになるのだろう。
RPAの導入を中心に業務を分析をすればするほどジレンマに陥ることになるのではないか。
そして世の中に「へんてこな業務フロー」が溢れるのが見えるようだ。
Excelになぜ入力しなくてはならないのか、メーラーから、なぜメールを送らなくてはならないのか。
システム間連携がなぜてきていないのか。
などが根本問題であり、根本問題を解決するのが本当の業務改善である。

BPMがそれらの改善の切り札になるということは会社設立理念などに書いてあります。